粉々に。

嘘に嘘を重ねて後悔を積み重ねて自分の本音が分からなくなった。変わるのが怖い…というよりかはマシな道を選んだけれどもマシなほうも十分苦しいというわけだ。どうせ言えないことならと環境を変えて呑み込んで自分を欺いたら何をしたいのかも分からず、自己像がパラパラと崩れていった。苦しいじゃない。何を選んだって。そして自分が崩壊するんだ。だから、すべてなかったことにしたくなって積み上げてきたものを叩き割って破壊の限りを尽くしたくなる。

「台無し」

こういうこと。でも台無しにする癖はもう直らないと思っている。人間関係なんて特に。病的なほどにまで試して試して捨てる。これの繰り返し。意味なんてなかった。その場しのぎの快楽や暇つぶしのためで、自傷や薬物、ゲームなどの娯楽と大して変わりのない行為。そして、この延長なのかな。一回人の相談に乗って仲良くなって突き放す。自分は今の今までさんざん裏切られてきたのに同じことを繰り返すのは非常に愚かしいとは思う。でも、後悔はない。なぜだろうか罪悪感もわかない。本当に怖いと思うよ自分の事が。何処からぶっ壊れたかなんて知りはしないが、うんざり。

終わらない。終わらない。眠ったら朝が来る。逃げようもなく相談もできなくてつらい一日が追いかけてくる。目をつむると息が苦しいし、なぜか怖くて仕方がない。だから寝たくない。人をだます自分、助ける自分、ただ趣味にのめりこむ自分。どの自分が本音の自分なんだろう。そんなものはもう知る由もない。小さいころからみんなの憎悪や悪意が向けられてそれを映した鏡みたいになってしまったのが自分なのかもしれない。それでもやっぱりああすればよかったこうすればよかったなんて思う。そんなのは通用しないのだけれど。でも、一つ経験ができたとすれば失敗するということと自分の性格について。10代で失敗を経験しなければこの先で失敗した時の反動はきっと大きかったと思う。もう、戻れないところまで来たんだ。得意技の台無しで全て壊してこれから作る私を私と定義する。ないものに仮の定義を与えて固定化していく。でもこれは、死ぬときに確定するかな。どうだろう。

でも別に、この選択が正解だったなんて言えるわけじゃない。過去の自分は「1番最初が1番いいわけでも今がいいわけでもなく。」と言っているように本当の意味で最適解なんて実際わからない。選択肢の限り、世界が存在するのかもしれない。でも今、私がいる世界は正しかろうがそうでなかろうが、その選択を選んでしまったことによって構築された世界。だから、その上も下も見れない限り今が正解。というより、自分が選んだ道が必ず正解になるように捻じ曲げる。それだけ。

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