止まない雨と明ける夜

今日も雨は止まない。ずっと、ずっと変わらない。でも夜は明ける。夜は永遠じゃないし、時間は私を置いていく。自分だけがこの雨の中で嫌いな朝をいやというほど見つめさせられてどんどんどんどん頭が溶け落ちていく。そんな中で響く「止まない雨はない」「明けない夜はない」なんでだよ。そんなわけない。今この空気中に酸素があるのと同じくらい当たり前のように私の雨は降り続ける。そして明けない夜はない。これは希望ではないのだ。夜は暗いからネガティブなイメージがあるのだろうが私の夜はすごくすごく希望に満ちているのだ。夜に姿を隠して一過性のネガティブに絡まったり、手に余るエネルギーを暴れさせたり。自分だけの時間…それが夜。だからこそ明けてほしくないのだ。

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