足りてる。

知らず知らずのうちに、毎日が形骸化してくる。満ち足りすぎていたあの時間も今はなく実態のない何かに追われる日々。私は多数派の意見に迎合することはなく、未だになれなかった自分を追い求めて孤独を極めた。明日という概念が分からなかった昔から、明日を憂いてしまっている今までで多くの事が変わってしまったが、この体と魂が一致せず、私は私として生まれて生きるということすらできないのはずっと変わらなかった。でも、日常に何の変化もなく、嵐の勢いで通り過ぎていく。つまらない日々に飽き、楽しくもない人生に不安を覚えた。そして私は馬鹿な小学生の自分の真似事なんかをしてみる。例えば、一番早く教室に行ってみたり。まったくもって意味がないし、小さなことだけどこれによって何か別の事を体験できるのではないかという淡い希望を持った。朝なんか来るな。と言っても来てしまう朝への対策といえばいいかなこれは。嫌いな朝に好きを見出して、汚い世間にも美しさを見出すことで巡る絶望から抜け出せるのだと信じている。

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